刑事事件Q&A

事例紹介(無罪判決③平成29年11月現住建造物等放火事件 裁判員裁判無罪判決)

このエントリーをはてなブックマークに追加
Bookmark this on Livedoor Clip
Bookmark this on Yahoo Bookmark
LINEで送る

平成29年11月に岡山地裁で無罪判決を獲得しました。初めて裁判員裁判で獲得した無罪判決でした。

結論としては、精神疾患が犯行を支配し、犯行時心神喪失であったとして、裁判所は無罪判決を言い渡しました。無事一審で確定しています。

医師の鑑定は、責任能力があるという方向の見解を述べており、これを弾劾するために、相弁護人と夜遅くまで議論を重ねたり、資料を作成したことを覚えています。裁判員裁判が開かれている間は事務所に泊まり込んで、ほとんど睡眠時間がなかったと記憶しています。

専門家が相手でも、あきらめず、地道に準備を重ねれば、結果につながることを実感させられたケースでした。